トラブルにならないために

トラブルにならないために

生活する以上は近隣の人に迷惑を掛けないこと 一人暮らしであろうがなかろうが、生活する以上は近隣の人に迷惑を掛けないことは絶対に必要です。特にマンションなどの集合住宅の場合には壁一枚向こうには他人が生活しているわけですから、どうしても音が聞こえたり振動が伝わったりといったこともあります。学生であるかどうかはお隣にとっては関係ないのですが、学生の場合は初めての一人暮らしという人が多く、知らず知らずのうちにマナー違反を犯してしまう場合があります。このページでは、一人暮らしの学生が気を付けるべきマナーやトラブル回避の方法などをご紹介します。

マンション内のトラブルを避けるために

1.引越しの挨拶

まず引っ越したらその日のうちかできるだけ早いタイミングで上下左右の部屋に挨拶に行きます。この時にはタオルやお菓子、洗剤などを渡して引越しの挨拶をする人が多いようです。一人暮らしの多いワンルームマンションの場合には近所付き合いが希薄なこともあって、こういった挨拶はしないケースも増えていますが、何かあった時や不愉快なことがあった時に挨拶をしていたかどうかで多少印象は違ってくるものです。できれば挨拶しておくとよいでしょう。

2.騒音・振動

マンションなどでよくトラブルになるのが、騒音や振動です。学生の場合に多いのは、友人たちが集まって夜中まで騒ぐ声がうるさいというもの。たしかに友人たちとワイワイやるのは楽しいものですが、賃貸マンションは意外と声などが周囲に聞こえるものです。特に夏などは窓を開けていたりもするので、かなり声が響く場合もあります。あまり大人数の来客は迷惑になるので控えるようにして、数人で集まるときにも夜が更けてきたら話し声は小さくするように気を付けましょう。また、楽器の演奏は基本的にはNGですので、楽器をやりたいという人は、部屋を探す時から不動産屋に相談して楽器OKの物件を探すようにしましょう。入居後に楽器を始めた場合には、管理人や不動産屋に確認をしてから練習するようにしてください。

音だけではなく、振動も周囲の部屋にはよく伝わるものです。振動が最も伝わるのは真下の部屋ですが、振動は意外とななめ下や数件先の部屋にまで伝わります。神経質になることはありませんが、歩くときは無駄に足音をたてないようにしたり、扉の開け閉めを丁寧にしたりするなどの配慮は心がけましょう。

3.ゴミ出し

ゴミ出し 騒音と並んでトラブルになることが多いのがゴミ出しです。特に最近は自治体によってはかなり分別が細かく、収集日ではない日に出してしまうと持って行ってくれなくてゴミ置き場に置き去りにされてしまうので、同じマンションの人に迷惑がかかってしまいます。厳しいところでは、残されたゴミの内容から出した人を特定して注意しに来られることもあります。ゴミ出しは自治体の規定に沿って正しく分別し、あまり細かい分別は辛いという場合には部屋を探す時にゴミの分別はどうなっているのかを不動産屋に確認しておくといいでしょう。

その他のトラブルや対処法

その他のトラブルや対処法 固定電話を設置していると、無言電話やいたずら電話がかかってくることもあります。多くの場合、こうした電話は無作為にかけて女性の一人暮らしだとわかると何度もかかってきたりするものです。対処法としては、初めから固定電話を置かないという方法もありますし、ナンバーディスプレイの電話機を使うのもいいでしょう。無言電話やいたずら電話の他、窃盗や覗きなどを感じたら警察に相談しましょう。付近のパトロールなどを強化してくれるので、やや安心です。

マンション内のトラブルの場合には、まず管理会社や管理人に連絡します。きちんとした管理会社であれば間に入ってトラブルの解決を促してくれますが、管理会社によっては何もしてくれない場合もあります。トラブルをスムーズに解決するためにも、管理会社のしっかりした物件を選ぶことも大切です。物件を選ぶ段階から、共有部分などが綺麗にされているかなどをチェックすることで、管理がきちんと行われているかどうかを判断することができます。マンション内のトラブルでも管理会社が何もしてくれず常軌を逸した振動や騒音などの迷惑行為が続く場合には警察に相談するという方法もありますが、それほどの迷惑行為を行う人に恨まれても怖いので、お金はかかりますが引っ越してしまうというのもひとつの方法です。また、トラブルになる前に話し合いができるように、普段から挨拶などをして顔見知りになっておくことも大切です。