生活費はどれくらい?

生活費はどれくらい?

家賃はもちろん、食費、光熱費、交際費、通信費など 親元で生活していた時には気にも留めなかったかもしれませんが、生活するにはなにかとお金がかかります。家賃はもちろん、食費、光熱費、交際費、通信費など、人によって金額にある程度違いはありますが、どれくらいかかるものかは把握しておいた方が安心です。ここでは、一人暮らしをする場合にどの程度の生活費がかかるのかをご紹介してきます。

家賃

家賃家賃は毎月固定でかかるので、計算しやすいお金です。もちろん人によって金額は違いますが全国平均では4万円台、管理費などを入れて5万円程度になるでしょう。固定でかかるということは、ここは節約できないポイントになるので、どれくらいの金額であれば無理なく払えるのかを考えて部屋を決めることは大切です。いい部屋に住みたいと思うのは当然ですが家賃が高すぎて生活費を圧迫してしまうのも辛いもの。多少住居を妥協しても、生活費に余裕があるほうが暮らしやすいかもしれません。

食費

食費 食費は、自炊するか外食するかでずいぶん違ってきます。もちろん自炊のほうがかなり安くすみ、一人分であれば1ヵ月2万円程度で済みます。外食にするとどうしても高くつくので、料理が苦手だという人は食事つきの学生会館などを選んだほうが安くつくかもしれません。とはいえ、長い目で見るとこの機会に料理を練習するというのもいいでしょうし、朝だけ簡単なものを作って晩御飯は安い定食屋などで済ませるという方法もあります。学校の学食が比較的遅くまで空いているのであれば、学食で食べて帰るという手もあります。友達との飲み会などを交際費として別に考えると、普段ひとりで使う食費は高くても4万円程度には抑えたいところです。食費は料理の腕前や食材の使い回しが上達するにつれて徐々に抑えられますので、頑張りどころだといえるでしょう。

光熱費

光熱費は、住んでいる物件によってもかなり違いがあり、一律いくらとして家賃に含まれているところもあれば、自分が使った分だけを払うところもあります。使った分だけを払う場合、電気代5000円前後、ガス3000円程度が目安になりますが、電気代などはエアコンを多用する夏場は高くなりますし、逆に冷暖房の必要がない春や秋は2000円くらいで済んだりもします。ガスはオール電化の住宅ではもちろん必要ありません。それ以外に光熱費としては水道代などが必要になりますが、水道代は市町村によってかなり違いがあるので、安い地域から高い地域に引っ越すと驚くかもしれません。平均としては3~4000円程度ですが、自治体によっては一人暮らしでも1万円近くになるところもあるので注意しましょう。

通信費

通信費は、電話やインターネットなどに必要になるお金です。最近では固定電話を使わずに携帯電話のみという人も増えていますが、通信費を削減するには良い方法かもしれません。パケット代金を固定に設定し、LINEやSkypeなどの通話料が無料になるアプリなどを上手く使えば、携帯電話の使用料もかなり抑えることが可能です。また、インターネットは物件によってはマンション自体が契約していて使い放題というところもあるのでぜひチェックしてみてください。使い方によっては携帯電話とインターネットなどを合わせて通信費は5000円程度でおさまるはずです。

交際費

交際費 学生が意外と使ってしまうのが交際費です。自炊していれば5000円で1週間食べていけますが、一回飲み会に行って2次会まで参加すると5000円くらいすぐになくなってしまいます。とはいえ、せっかくの学生生活ですから友達とワイワイ楽しく過ごす時間も大切。ある程度交際費として使えるお金も用意しておいて、使いすぎたと思ったらちょっと参加は控えるなど、自分で制御していくことが大切です。誘われるままにすべての集まりに参加していたのではお金がいくらあっても足りません。「今月はちょっと厳しいから」と断ってもじゃあまた、と続いていけるような友人関係を築いていくといいでしょう。

雑費

それ以外にも生活するには様々な費用が必要です。食器やタオルなどの雑貨もたまには買いたいですし、ティッシュなどの消耗品も買わなければなりません。ショッピングに行けば洋服も欲しくなりますし、病気になったら薬代や病院代もかかります。交際費と併せて4万円程度計算しておき、家電の買い替えや急な病気などに備えて少しずつでも貯金しておくと安心です。

一か月の生活費

これらの金額を合計していくと、1ヵ月にかかる費用は13万円程度だといえます。もちろん人によって違いはありますが、だいたい8~10万円前後の仕送りを親からもらい、残りはアルバイトで賄っている人が多いようです。大学生になるとかなりアルバイトで稼ぐことも可能になりますが、学部によっては忙しくてアルバイトの時間が取れないということもありますので、そこは親と相談したり奨学金を利用したりするほか、生活費を切り詰めるなどの努力をする必要があります。