住民票を移そう

住民票を移そう

一人暮らしをするとなると、いろいろと手続きが必要になる場合もあります。住所を登録しているものに関しては住所変更をするべきでしょうし、住民票の移動も行う場合があります。どれも普段はなかなかやる機会がないのでどうしていいのかわからない、何をすればいいのかわからない、という人のために、住民票を含め各種手続きについてご説明します。

住民票の移動

住民票の移動 引越しをした際には、住民票の移動をする義務があります。とはいえ、学生の場合には親元を離れての一人暮らしになり、年に数回帰省する家があるので必ずしも住民票を移動する必要はありません。住民票を移動せずにいるとどうなるかというと、国民年金関連などの公的な書類が親元にしか届かなかったり、銀行の口座やクレジットカードを作る際にやや面倒な場合があったりします。ただし、生活の中で不便を感じることは全くありません。もっとも不便なのは、運転免許を取得するときでしょうか。教習所は全国どこに通ってもかまいませんが、本試験は住民票のあるところで受けなければいけないので、そのために帰省する必要が生じます。もう一つ、住民票の移動をするかしないかで学生に関わるのは、成人式の出席場所です。成人式はその年齢になったら自動的に案内が届きますが、どこの成人式に出席してもいいというわけではなく、住民票のある市区町村から招待される形で成人式に出席します。もちろん大学のある場所で成人式に出席したいという人は住民票を移しておけばよいのですが、地元の成人式に出席したいという人は住民票は少なくとも成人式が終わるまでは移さないようにしましょう。成人式は遠くに進学や就職した友人たちと久しぶりに再会する同窓会のようなところもあるので、そういった成人式を望む場合には慌てて住民票を移さないことをおすすめでします。

住民票の移動の手続きには転出と転入があり、まず引越し前にそれまで住んでいた地域の市役所などに転出届を申請し、転出届を発行してもらいます。そして引越し後に新しい土地の役所にその転出届を持っていき、転入届を記入して提出することになります。基本的にはどちらも身分証明書と印鑑があればその場で書類に記入して提出するだけですので難しい手続きではありませんが、役所は平日の昼間しか空いていないのでその点は注意するようにしてください。

免許証などの住所変更

インターネットの開通 18歳になってすぐ自動車の運転免許を取得した人や、高校時代から原付などで通学していたという人は運転免許証を取得していますが、そういった場合には必ず住所変更を行っておきましょう。免許の更新は登録している住所にハガキが届きます。多くの人は、ハガキが届いてから更新を思い出して更新に行くものですが、住所変更をしていないとこのハガキが実家に届くので更新を忘れてしまうことがあります。運転免許の期限が切れたのに運転していると免許不携帯になってしますし、失効後1年以上たってからでは手続きをしても免許は回復できず、新規取得が必要になるので十分に注意しましょう。

それ以外にも、携帯電話の請求書や各種登録などで新しい住所に案内を送ってほしい場合には住所変更をしておきます。変更届けを出してから新住所に実際に郵便物が届くようになるまである程度かかる場合がありますので、早めに手続しておくことが必要です。

インターネットの開通

学生にとっても今やインターネットは必須です。最近のマンションは光回線を完備していてケーブルを差すだけでインターネットが使えるところも少なくありませんが、そうでない場合には自分でインターネットの開通手続きをします。マンションによっては使える回線が決まっているところもあるので、契約時に確認しておくようにしましょう。

電気やガスの開通

入居者がいない部屋は、電気やガスが止められているので入居前に開通の手続きが必要です。これも物件によって管理会社や管理人がやっておいてくれるところもあれば、自分で手続きするところもあります。自分でする場合、ガスの開通などは立ち合いが必要になるので日程などを調整しておくようにしましょう。