アルバイトをしよう

アルバイトをしよう

学生が一人暮らしをする場合、ある程度は親から仕送りをもらう人がほとんどですが、それだけで生活するのは厳しいですし、親の負担を考えてもアルバイトをして生活費の一部を自分で賄うことも必要です。もちろん学部によっては実験などが忙しくてアルバイトをする暇もない場合もあるので、そういう人は学業を優先するべきですが、自由になる時間がある程度あるのならば、アルバイトをするのはおすすめです。経済的なことだけではなく、働いてお金を稼ぐという経験は貴重なものですし、卒業後本格的に就職してからではいろいろな職種を経験することもできませんから、学生のうちにいくつかアルバイトをしておくのは良い社会経験になるはずです。ここでは、一人暮らしの学生がどんなアルバイトをしているのかをご紹介しましょう。

家庭教師

家庭教師 大学生のアルバイトとして人気が高いのが家庭教師です。通っている大学や顧客となる家庭にもよりますが、学生でありながら健全な方法で時給2~3000円ももらえるアルバイトは家庭教師くらいではないでしょうか。家庭教師のアルバイトは大学や知人から紹介されることが多く、出来れば個人対個人で契約したほうがやりやすい上に時給も高めの傾向があります。教育事業を行う企業から派遣されていく場合もありますが、そうするとどうしてもその企業を通して賃金が支払われるため時給が安めになることが多いようです。とはいえ、時給1500円程度はもらえるでしょうから、他のアルバイトに比べると効率はいいかもしれません。教える相手との信頼関係が築ければ、都合の悪い日は振り替えてもらえるなど比較的融通が利くのもメリットです。ただし、ある程度レベルの高い大学の学生でないとそもそも雇ってもらえないことも多いですし、教え子の成績という形で明確な評価が下されるので、きちんと勉強を教えられる人でないと務まらないでしょう。

飲食店・コンビニなどの店員

学生のアルバイトで最も一般的なのが飲食店やコンビニなどの店員でしょう。募集も多く、アルバイト雑誌などをみればいくらでも募集情報が載っています。ある程度対人関係が苦にならない人であれば誰にでも勤まりますが、それでもオーダーの方法や商品の内容、価格など、覚えることは山ほどありますので、慣れるまでは大変です。新人の間に先輩に厳しい注意を受けて辞めてしまう人もいますから、まずは一人前になるまで頑張るつもりで始めましょう。とはいえ、こうした店舗スタッフのアルバイトは慣れると楽しい場合が多く、スタッフ同士の交流も多いのでみんなで食事に行ったり遊びに行ったりと学校とはまた違った仲間ができるのも大きなメリットです。また、敬語や接客態度などを身に付けることができ、飲食店の厨房であれば料理ができるようになるなど、実生活に役立つことも多いので、やってみて損はないのではないでしょうか。

短期バイト

短期バイト 女子であればキャンペーンガール、男子であれば工事スタッフなど、1日~数日程度の契約で行われるアルバイトもあります。毎回探す必要はありますが、長期のアルバイトに比べると時給も高く、その日の拘束時間は長くなりますが手軽にお金が稼げるアルバイトとして人気です。派遣スタッフのように登録できるところもあるので、そういったところに登録しておいて、長期のアルバイトの合間に行ける日だけ短期を入れるという人も少なくありません。年賀状の仕分けやお中元・お歳暮の配達スタッフなど、季節限定のアルバイトもたくさんあるので探してみるといいでしょう。

一般企業でのアルバイト

一般企業でのアルバイト 一般企業でもアルバイトは募集しています。最近は雇用の多様化により一般企業でもアルバイトを使うところは多くなってきており、昔に比べても責任ある仕事を任されることも多くなりました。一般企業でのアルバイトを探す場合には、まず自分が将来就職したい会社を狙うのがおすすめ。うまくいけばそのまま就職できることもありますし、たとえその会社に就職できなくてもその業界でアルバイトをしていたという経験は同業他社を受けるときにも大きなメリットになるはずです。就職後にその時に築いた人脈が役に立つこともあるかもしれません。将来やりたい仕事が決まっているのならば、その業界でアルバイトができないかを探してみるといいでしょう。