一人暮らしの節約術

一人暮らしの節約術

学生の一人暮らしの場合、得られる収入としてはかなり限りがあるのが一般的です。親から仕送りをもらって、さらにアルバイトをするとしても、学校に通って勉強をすることが第一の目的ですから学業を妨げるほどのアルバイトはできませんし、得られる収入には限界があります。そのため、その限られたお金で生活するために、節約できるところは節約していくことが必要なのです。たとえ生活に十分なお金が得られているとしても、節約することによってもっと友達と遊びに行ったり、洋服や趣味などにお金を掛けたりできるわけですから、やはりできるだけの節約はしていくようにしましょう。

食費の節約

食費の節約 節約のポイントとしてまず挙げられるのは食費です。一人暮らしで自炊であれば、2万円以内に抑えられるとよいでしょう。そのうち2000円で1か月分のお米を5kg購入し、定期的に調味料などを購入するとしてそれが2000円程度で、それ以外の食材にかけられる予算は1万6千円。1週間あたり4000円程度です。一日5~600円程度になりますが、毎日その日食べる食材を買っていたのでは効率が悪いので、出来れば特売日などを狙って1週間分の食材を購入するようにしたいものです。1週間の予算4000円のうち、2~3000円でまとめ買いをして足りない食材を残ったお金で買い足すようにします。肉類などは小分けにして冷凍をしておけば効率よく使えて便利ですし、野菜なども余ったら冷凍できるものも少なくありません。一人分であれば使う食材もそれほど多くありませんので、この金額で意外と十分に食べられるものです。

もちろん料理の腕前が上がれば同じ食材でもさまざまなバリエーションで使い回せるので、より効率よく食費を節約することができます。実際、食べるだけであればもっと安くすることも可能で、お米さえあれば梅干しだけでもお腹は満たせますし、毎食100円のレトルトカレーをかけて食べればもっと食費は少なくて済みますが、それでは体によくありません。食事は健康の基本になりますので、食費をケチったばかりに病気になって医療費がかかってしまっては意味がないのです。予算内で野菜などもバランスよく購入し、健康も意識した食事をするように注意しましょう。

光熱費の節約

光熱費の節約 光熱費も多くの人が取り組んでいる節約ポイントです。光熱費の無駄をなくすことはエコにもつながりますので、できるだけ意識して節約していきましょう。使っていない場所の電灯は消し、冷蔵庫は中にモノを詰め込み過ぎないように注意する。夏にエアコンを使う時も設定温度を低くしすぎず、暖房は着る毛布などを使ってエアコンはできるだけ使わないなど、日々の積み重ねで電気代は確実に安くなります。もっと光熱費の節約を頑張りたい場合は、コンセントはできるだけ抜いておいて待機電力をカットしたり、夜更かしを避けるようにしたりして電気を使う時間を少なくするのも有効です。ガス代の節約としては、お風呂は冬だけにしてそれ以外の季節はシャワーだけにし、ガスコンロの場合には余熱を上手く使った料理を心がけましょう。最近ではオール電化の部屋も増えてきており、そのほうが火事の心配がない上に光熱費の節約になることも多いようです。

光熱費は節約の効果が現れると楽しくなってきて、どこまで減らせるか挑戦する人も少なくないのですが、冷暖房などをあまり節約しすぎると体を壊してしまうこともあります。病気になっては医療費がかかって光熱費をコツコツ節約した金額などは一瞬でなくなってしまうので、無駄な使用はもちろん控えるべきですが、ほどほどに節約するようにしましょう。特に最近は夏場に室内で熱中症などになる人もいるので、あまり暑いときは我慢せずにエアコンを使うことも必要です。

雑費の節約

雑費の節約 生活していくと意外と使ってしまうのが雑費です。雑貨屋さんでちょっと可愛いグッズを見つけたり、CDを購入したりと欲しいものを買っていると思ったよりお金を使ってしまっていることも驚くことも少なくありません。特に注意するのが100均。安くて便利で品ぞろえの良い100均は一人暮らしの強い味方ですが、100円だからと言って差し迫って必要ないものまで買ってしまってはいませんか?1個が100円と安いので、「ついでに買っておこう」「一応買っておこう」とカゴに入れてしまいがちですが、レジでお金を払ってみると意外と高くついた経験は誰でもあると思います。安いからといって気を許さずに、本当に必要なものかを考えて買うようにしましょう。CDやDVDはレンタル、もらえるものは先輩から譲り受けるなど、節約できる方法はいくらでもあります。せっかくの一人暮らしですから、カフェでお茶するのではなく自宅に友達を招いてくつろぐのもいいでしょう。できるだけ使わなくてよいお金は使わないようにしないと、雑費がかさんで生活費を圧迫することになりかねません。